「ろう付け」(英語で「brazing(ブレージング)」)は金属を接合する方法(溶着)の一種です。
母材金属より融点の低いろう材を還元雰囲気中で加熱溶融し、毛細管現象によって、母材間隙に流入凝固させて接合するのが「ろう付け」です。

当社の「ろう付け」はトーチやガスを使用するハンドろう付けではなく、連続炉の中で大気と遮断する保護用のガスとして還元性ガスを用いて、雰囲気中で加熱し、ろう付けを行う「無酸化ろう付け」です。

ろう材を一種の接着剤として用いることにより、母材自体を溶融させずに接合させる工法です。

ろう付け前

ろう付け後

● ろう材
母材の材質および使用用途により選択可能。(銅・銀・リン青銅・ニッケル等)
● 生産性
連続ラインにより少量品から多量生産まで対応可能。
● 気密性
液体や気体のリークに耐え、油圧部品・ガス容器・高真空機器等にも最適。
● 多点ろう付け
温度管理により、処理品各部の温度が均一なので、同時に数か所のろう付けが可能。
● きれいに接合
無酸化炉の中で熱処理を行うため、母材が酸化せず、見た目も美しいろう付けに仕上がります。
● 熟練工が必要なし